前半から続く。

 

場所を作ると言っても正直難しく、私はとにかくまずはやること、そして続けること。開催規模よりは開催数を増やしたい。金銭的なことを考えるとライブハウスが得策、劇場である必要はない等々考えてることをご縁があってkdハポンの前オーナーの太郎さんに相談しました。その時、亀田恵子さん( Arts & Theatre →Literacy)も同席していて、分からないところはヘルプしてあげるよと言ってくれました。

 

興味津々で聞いてくれてた太郎さんはその2週間後くらいに「会場キャンセルが出たから前に話してたイベントやらないか?」と連絡をくれました。

そこからハポンdeダンスが始まりました。

 

何をどこから始めたら良いかわからない私は、亀田さんに連絡を取りイベント意義や詳細、当日の流れを書いたフォーマットを作って貰いました。それは今も使っています。

(そして今回、亀田さんはアーティスト螢華として出演です!)

太郎さんにもたくさんヘルプをして貰いなんとか1回目を開催しました。イベント後、私が会場を出る前に駆け寄って「次の開催はいつにする??」と単発にならぬよう取付けたのも太郎さんでした。この言葉で私はこれは続けて行くイベントなんだなと自覚した覚えがあります。それから8年経ち、今回で34回目になります。

(※2019年に書いたものです)


出演者をリレー形式にしたのは、毎回探すのは大変なので紹介してもらえば良いという簡単な理由でした。(今は無きテレフォンショッキング形式)この楽をしたいという事でとった方法は私の知らないアーティストを呼び込むこととなり良い意味でコントロール出来ないイベントになりました。

私がコントロールしていたら、広がりの少ない偏ったイベントになっていたと思うし、出演者もそのうち尽きて今日までの開催モチベーションは無かったと思います。

主催者がコントロール出来ないイベントは参加者によって育って行く事になりました。

参加アーティストはハポンの独特な雰囲気の中、いつもとは違う事にチャレンジしたり、ある人はイベントに合うアーティストを必死に考えて紹介してくれたり、事前にリレーしたいアーティストさんを連れて来てくれたりした方もいました。ダンサーで無い方の出演も多数。

次はどんなイベント空間になるか主催者としてのプレッシャーを持ちつつも新しい出来事に毎回新鮮に感動する事が出来ます。

育つイベントに感化されながら今後もハポンdeダンスも自分のアート活動も続けて行きたいと思っています。

そして出演者、観に来てくださるお客様にいつも感謝しております。